今日は、噺家のぽんさんにお越しいただきました。
それでは、落語 『猫の皿』 をお楽しみください。
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「え~毎度ばかばかしいお噺を一席。」
地方で古いものを買い付けては江戸に持ち帰り、骨董品として売る果師(はたし)。
旅姿で買い付けに行ったが、目ぼしい収穫もなく夕暮れを迎えた。
茶屋で休むと、三百両でも飛ぶように売れる名品「高麗の梅鉢」で猫が飯を食っている。

「おいおいおい。
ありゃ高麗の梅鉢じゃねえか。
あの猫なんつう高い皿を使ってやがる。
さてはあの親父、
あの皿の値打ちを知らねえんだな。」

「なあ親父さん、
飼ってた猫が逃げちゃったんで
代わりの猫を探してたんだ。
三両であの猫、譲ってくんねえか。
猫は器が代わると餌を食わなくなるから、
この皿も貰っていいかい。」
ところが茶屋の親父、その皿は差し上げられないと別の皿を出してくる。
「それはあたしの秘蔵の品で、高麗の梅鉢という三百両は下らない品。どうかご勘弁を。」
「なんだってそんな高価な皿を猫に使わせてるんでえ?」
「へえ、あの皿で飯を食わせると、猫が三両で売れます。」

これこれ、ぽんさん。
自分でそんなに大笑いしちゃぁ・・・(^^;
*参考ブログ*
落語400文字ストーリーさん
落語あらすじ事典 千字寄席さん
短編小説極楽堂さん
一部、文章を引用させていただいております。
著作権の侵害にあたる場合は、ご指摘ください。m(_ _)m
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